Hurra! Hurra! Hurra!

デンマーク、ドイツ、アジアバックパッカーを経て感じた事や体験談を発信します。また自分の専門である障害者福祉に関連した発信もどんどんしていきます。

ベルリン住民登録、ビビってたわりにあっさり終わる

無事新居が見つかり、引っ越しを済ませて、やっと落ち着いたのが8月の頭でした。

引っ越しはスーツケース2個分+鞄2つだけの荷物だったのであっという間でした。

手伝ってくれた友達と鞄抱えて普通にバスに乗って~という感じで、引っ越しというよりホテルを移動したみたいな感覚でした。

まぁこれが新しいライフスタイルなのかもしれないですね。持たない生活、楽でなかなか良いなぁと思った次第です。

 

さて、引っ越した次に待ってるのは事務的なあれこれだったり、引っ越した先が前フラットメンバーが野郎共のみで、清潔感が全く無い状態だったので、この後私は3日間ほど掃除に奮闘することになりました。

これもいつか書きたいネタなんですが、ほんとにひどかった。。。。

 

それはさておき、今回は住民登録について。

ベルリンの住民登録、これも頭を悩ませていた種のひとつでした。

 

銀行口座を開くのにも、ドイツで仕事につくにのにも、これが必要です。

 

(フォルクスホッホシューレについては個人的には懐疑的。無くてもいけたという話も聞きましたが、かなり不確実。確実なソースあれば教えてください)

 

 

 

ワーホリに来たのに仕事できんとか、、、ただのホリデーやないか、、、

 

それまで住んでいた家は快適でロケーションも最高だったけど、事情があって住民登録がなかなかできなくて、それで家探しに奮闘せざるを得なかったのです。

 

んで、家も見つかったー、おし、住民登録やー

と家が見つかって肩の荷が下り、ふんふん~としていたのですが、

なかなかどうして私に食い下がってくるベルリン。ここでも一癖ありました。

 

ネット予約って聞いてたから簡単やろ~ふんふん~

Anmeldung einer Wohnung - Dienstleistungen - Service Berlin - Berlin.de

ベルリン市民サービスのウェブサイトより、

ここに、住民登録(Anmeldung:アンメルドゥング)に必要な持ち物や自分の家から最寄りのBürgeramt(役所)の一覧が表示されています。

 

私の最寄りのところを確認すると、

 

...あれ、予約...できん

 

いっかげつ、、待ち、、だ、と、、???

 

 

そうなんです、住民登録ページの予約見てもらえばわかりますが、

予約のカレンダーは真っ赤です。つまり満席。

青い日は一か月先とかそんな状態。

ドイツ人の友達に話したら、そうね、みんな困ってる、とのことで、それ聞いてなんか変に安心しましたw(どういう心理だろう)

 

うおーこれは噂に聞いてた朝5時集合か…!?辛すぎる-

と思っていましたが、

 

予約ページ、ちょこちょこチェックしてたら、赤かった日がフッと青くなるよ!と聞きました。

 

一か所のBürgeramtだけでなく、ベルリン市全体のBürgeramtの空き状況を確認できるのです。

上記にあげたページのTermin Buchenをクリックすると、全体の空き状況を示したカレンダーに飛びます。

ちなみに、アンメルドゥングはベルリン市内どこのBürgeramtでも可能です。予約さえしていたら最寄りの場所でなくてもKein Problem!!  

 

んで、アドバイスに従うと、はじめはたとえ一か月先でもひとまず予約しといて(じゃないとどんどん埋まっていくから)、

その後でまたチェックしていたら、もっと早い日が青くなることがあるから有無言わずすかさず予約して(でないと一瞬で埋まります)

前に予約してた日はキャンセルして、

予約して、チェックして、また予約して、チェックして、また予約して、、、と自分の希望日に向けて確実に距離を縮めていくのです!

 

予約したら届く確認メールから、キャンセルするためのページにも飛べます。

予約複数取れたら予備日として確保しといてもいいけど、自分の住民登録終わったらキャンセルしてあげましょう!みんな予約取れなくて困ってるので。。。

 

その結果、はじめ私は7月25日時点で8月24日の予約でしたが、8月9日、8月7日と距離を縮めていき、希望日であった8月1日当日に予約ゲットしました!!!

(前日、当日は狙い目です!結構フツフツと青くなる)

 

いえーーーす!!!!

しかし、自分の住む場所から、Lichtenberg方面の更に北と、電車バスで1時間ぐらいかかるところでした。

遠っ!!しかし文句は無い、むしろ予約取れたことに大感謝。

 

 

そんなわけで遠くはるばるやってきました。 

 

建物入ると待合室みたいなところにテレビモニターがあって、ピンポーンといって自分の予約番号と自分が行くデスク番号が出てくる。

時間もあったので、とりあえず待つことに。

自分の予約時間が前倒しになるかもと思ったので、ちょっと早めに行きました。それも杞憂でしたが。まぁ早めに行くのに越したことはない。

 

あと、書類は当然ですが前もって準備していきました。

上記にあげたホームページのFormulareという項目が必要書類一覧のダウンロードページになっており、PDF形式の書類に直接自分の情報を入力してプリントアウトできます。

書類が書けていないとそりゃ相手にされんと思いますし、私も時間をロスしたくないしその場で焦りたくないと思ったので、時間をかけてきっちり書類は仕上げていきました。

 

自分が前何してたかという証明になるであろう、デンマークの滞在許可と学生証も一応持参しました。

 

 

そうして待合室で待ってる間に、ハッと思い出しました。

やばい、ドイツ語ができんのだった、と。

 

噂で聞いてましたが、ドイツの役所の人、特におばちゃん超怖いと、、、

ドイツ語喋れなかったら相手にされんと、、、

はっと見渡すと、外国人っぽい人がドイツ語喋れそうな人を連れている!

友達が手伝ってあげようか?って言ってくれたのに、自分でトライしてみたいからと断ったんじゃないか私、

ぼーっとしてたらあかんやろ!というわけで、聞かれるであろう質問を想定してせめて単語だけでも答えられるようにGoogle翻訳頼りながら、ピックアップしました。

いつ来たのか、前は何してたのか、結婚歴は、、、など

 

 

そんな感じで単語調べて、ドキドキしながら待ってたら、ピンポーンとついにわたしの番!!

 

腹をくくって、怖いおばちゃんと対面の時!

 

と思いながらドアを開けて、指定のデスクへ。場所にもよるかもですが、私が行ったオフィスはなんだか綺麗なところでした。僻地だからか??

 

 

ドキドキしながらデスクに向かうと、あれっ、なんか優しそうなおじさんじゃん、、!(よかったー安心ー)

 

 

番号見せた方がいい??(マイネヌマー?と言いながら差し出した)と聞くと、いや、いいよーって普通に仕事を始めるおじさん。

用意した書類とパスポート差し出す。そしたらおじさんが書類確認し始める。

書類差し出されながら、なんかの空欄差して聞かれた!

やべっ何言っとるかわからん!

名前かと思ったけど、パッと出てこず「マイネ、...あーマイネ、、、」としどろもどろしてたら(マイネナーメでしたw)

 

 

「サインプリーズ」と普通に英語で話しかけられる。

 

 

 

あれっ話が違う?ww

と安心したのと、変に裏切られたような複雑な気持ちになる一方で、おじさんは順調に作業を進め、

「Ok, フィニッシュ!」とできた書類をいただいて、あっけなく終了。

ダンケシェーンと言うと、チャオとにこやかに別れを告げるおじさんを背にその場を後にしました。

結局20分ぐらいで済みました。

 

 

ああ、できたんだ、、信じられない、、すんなり終わった、、

呆然としながら、帰っているとトラムの方向を間違えて帰りは2時間近くかかってしまいました(笑)

 

ああ、ほっとした。。。

 

 と、これが住民登録について私の体験した一連の出来事ですが、私はたまたまラッキーだっただけだと思います。

 

ただ、何が起こっても良いように、できないなりにそれなりに準備はしました。

(書類の事前準備、自分のこれまでの経歴を証明できる物持参、ドイツ語で対応できるようにできないなりにも心づもり、)

準備しただけで終わってしまいましたが、もしこれが最悪のケースだったら上記の物は必要になっていたかもしれません。

更に、おじさんが英語で話しかけてくれたのは、わたしが必死でドイツ語を喋ろうという姿勢を見せたからかもしれません。当たり前の顔してドイツ語で喋るよりは好印象を与えられたのかなと思います。

 

 

 

それと、たとえうまくいかなかったとしても、それも海外に来た醍醐味だなーとどこか楽しんでいる自分もいました。

友達が手伝ってくれるよう申し出てくれましたが、断ったのはそれが理由です。

もちろんすごく嬉しかったし有難かったけど、まずは自分でなんとかしてみたかった。

自分でなんとかできたら、この国でやっていける自信にもつながるだろうと思ったから。

 

遠回りになったとしても、それは間違いではないと確信しています。 

どこの国にいても、たとえ日本であっても、それはおんなじなんだと思います。

 

そんなことを考えるきっかけとなった、ベルリンでの住民登録でした。