掃除をひたすらして学んだ大切な事…お掃除奮闘記②
前回のお掃除奮闘記の続きです。
hurrahurrahurra.hatenablog.com
前回あんだけピカピカに磨き上げたキッチン、おかげで安心して自炊できるまでになったんですが、(つか自炊できないキッチンって何なの笑)
あの許せないすえた臭いがまだ漂ってくる…
臭いって、なんで臭うかっていうと、そこに臭いの元となる物質があるからなんですね。
何もないお部屋に芳香剤置いたら良い匂いが漂います。
芳香剤から良い匂いの物質(空気中に気化されて漂っている、元は液状や固形だった物質)がお部屋の空気に放出されているからです。
芳香剤を部屋から取り除くと、その匂いも消えますよね。匂い物質を放出する物がなくなったため、空気中から匂い物質がなくなるからです。
敢えて、良い匂いの例を持ち出しましたが、悪臭にも全く同じ原理が働くのは当然です。
なので、お部屋が臭う時は、臭いをごまかすために芳香剤を置くのではなく、臭いの原因を取り除くことが一番健全で効果的な対策です。
だからこういうものを大量に置いたってなんの解決にもなりゃしない!ってのが私の持論です。
こういうものは、きっと加齢臭とか、靴箱の臭いとか、トイレ仕様直後とかには良いんだと思います!!(だって取り除けないもんね、うんうん)
んなもん当たり前やんけーという声が上がってきそうですが、どうやらここの住人はそれが分かっていないようでした。
いや、考えたら分かるけど、そこまでの興味がなかったという方が正しいかもしれません。
それを裏付けるかのように、このフラットには洗剤のボトルがやたらとありました。
様々なメーカーの物がありましたが、全部同じ用法のもので使いかけ。そんなのが5,6本ほどありました。
ハインツ現象がこんなところにも!(前回参照)
そうやって何かをごまかすかのように、洗剤を買ってくるだけの人って、何か大切なものを見失ってるように思えてなりません…
こういう良い感じのものが何本か揃ってたんですが、良い洗剤買ったって使わなきゃ意味がないですよね…
ドイツはちなみに良い感じの洗剤沢山見かけます。
さすがオーガニック推進大国!!ドイツのこういうのが安価で手に入るとこはすごく気に入ってます。
話が逸れました。
んで、なんでこのキッチンまだ臭うんだろうって考えたら、まだ壁には手を付けていなかったのに気づきました。
壁にしみ込んだ油汚れも結構臭います。
上を見渡すと、埃やカビや油汚れやいろんなものを長いこと吸着しつくしたように真っ黒なクモの巣が大量に天井にこびりついていました。
これだーーー!!とピーンと来ました。
油よごれ、カビ、ほこり
臭いの原因となる要素を全て兼ね備えている!!
そうして、やることは決まりました。
いざ出陣!!!!
まず天井のほこりやクモの巣を全部取り除くことに。
ドイツ版クイックルワイパーにドライタイプのシート(普通のほこり取るタイプ)を装着。
それを天井にかざして、えいえいーと汚れの箇所をなぞるだけです。
すると!!
取れました取れました!!大量に!!!
そしてやはり臭ってきます!この黒ずんだクモの巣がわたしがずっと気になっていた臭いの発生源でした!
よっしゃこの調子とさくさくと天井をささーっとなぞり終えて(すぐ終わりました。狭い家で良かった…)、
クイックルワイパーのシートが真っ黒になるぐらいクモの巣がとれました。
(つかクモの巣ってほんとは白いですよね…クモの巣って黒くなんかないですよね!?)
なんかこれだけで臭いがたいぶ変わった気がするー!!
お次は壁。
壁が石造りのお打ちで、磨くとボロボロと崩れる素材(というかむき出しの石壁)だったので、そこまで汚れてないので放置。
それ以外の黒ずんだ箇所をウェットシートで拭くと、黒ずみの原因はカビだったようで、拭いた箇所が明るい色になりました!カビ臭さもだいぶマシになってきた!
最後は掃除機をかけて、ドイツ版クイックルワイパーのウェットシートでささーっと床拭き。
つか、掃除機かけたらですね、廊下の端っこの方の色がパーッと明るくなりましたww
そんなん聞いたことないわどんだけ埃溜まってたんやって感じでしたw
クイックルワイパーのウェットシートは爽やかなレモンの香りで、見違えた(匂い違えた)キッチンにこれまでの苦労が報われる思いがして感動しました。
これで!お掃除完了です!!!
臭いは…うん、100%臭わなくなったわけじゃないけど、全然許容範囲ー!!
ものすごい達成感に包まれて幸せでしたー!!
今回のことを通じて学んだことがあって、
どんなにひどい状態のものでも、自分できちんと手塩にかけたら、満足に使えるものになるんだってこと。
逆に手入れを怠れば、物は劣化していく。
勝手に改善していくことは決してなく、誰かがやらなければならない。
そんな当たり前のことですが、消費社会の中で生きてきて、こういうことって忘れがちだなと気づかされました。
お金を払って業者に頼めば、こんな泥臭い思いなんてしなくて済むけど、
自分がやらざるを得ない状況で、こうやって取り組んで打開したことによって、自分への自信に繋がりました。
自分で自分に対する実績を作った、っていう感じですね!
変わらない状況を嘆いて誰かのせいにするんじゃなくて、自分で手を動かして汗をかけば、少しずつでも状況は変わる。
全てのことに共通することだと思います。
そんな大切な哲学が掃除には詰まっている、私はそう思います。
たかが掃除、されど掃除です。
大変だったけど、住み心地が良くなったし、
貴重な学びができて良い経験させてもらったなーと思っています。
昔読んで影響受けた本です~
ほんとに良い気分になったので、そりゃ運も良くなるんだろうなーと思います。
あなたのお家も泣いてるかもしれません…お手入れしてあげましょう!!