どんな外国語でも習得のためには必ず勉強すべき事…発音の重要性について!おすすめの教材とは!?意外なアレも!
皆さんは外国語を勉強する時は何から始めますか?
テキスト買って文法から始めますか?
語学学校に通って、簡単な会話から慣れていきますか?
洋楽や映画を鑑賞しまくって耳から慣れていきますか??
どれも全部!大切な事です!!
んが、外国語を勉強するに当たって、はじめに習得しておくことで後でかなり楽になる要素があります。
それは、
は・つ・お・ん
発音です!!!
突然ですが、小さい頃、小学校またはそれ以前の幼児教育でひらがなの読み書きを習いますよね?
なので、私たちは当然のようにひらがなをどう声に出して発音するのかを知っています。
たとえば、「おやすみ」、これを「oyasumi」と発音するのに考えなくても分かるほどのレベルになっているわけです。
そこで、あなたのお友達に日本語を勉強し始めた外国のお友達がいるとしましょう。
その人はおやすみーというつもりだったのに、「おやすまー」とあなたに向かって言ってきたら、あなたはどう感じますか?
いや、言いたいことわかるけど、それおかしいよ!ってなりますよね?
西欧言語話者から見ると、発音を知らない日本人の大半の発音において、このようなおやすま現象が起こっています。
ひどい場合は言いたいことさえも伝わらない、という事に簡単に陥ります。
西欧言語の母語話者が幼児教育の時点でまず勉強することのひとつにフォニックスというものがあります。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。
(ウィキペディアフリー百科事典より)
大半の西欧言語の基本はアルファベットです。
言語ごとに多少の差異はあるにせよ、各アルファベットの読み方はだいたい共通しています。
なので、西欧圏出身の人がなんにもしなくても英語にとっつきやすいというのはそこに理由があるんですね。
彼らにとってアルファベットはひらがなのようなもので、私たちがひらがなを学ぶ感覚で、彼らはアルファベットとそれに伴ってフォニックスを学ぶんですね。
(誰かがひらがな表のことを「ジャパニーズアルファベットチャート」と呼んでいました。ほんとにそんな感覚なんだと思います。)
つまり、アルファベットが読めないということは、日本語話者にとってひらがなが読めないというのに等しいんですね。
逆に言えば、
英語に限らず、どんな外国語でもフォニックスに重点的に取り組むことで、どんな外国語でもそれなりの発音を身に付けることができるんです!!!
さ・ら・に!
発音を習得することで、
リスニング力もアップします!!!
なぜかというと、
自分がそれをどう発音すればいいのか分かっているからです!
スポーツでもなんでも、自分が新たに習得した技術などで、
誰かがやっているのを見て、その人が何をやろうとしているのか分析する力が以前に比べて身に付いてると気づいた経験ありませんか??
発音でも全く同じ現象が起こるんです!ほんとですよ!!
では、わたしが実際に取り組んだ教材や方法を紹介しますね。
まずはこちらのテキスト。
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
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とある事情で、英語のきっちりしたい発音を身に付けたいと思い、
数あるテキストの中で私にあっていたなと思うものです。
本の中に登場するbat, but, botの例えはすごく分かりやすかった。
日本人からすると、全部バットに聞こえるかもしれませんが、西欧圏言語話者にとっては全て違う単語に聞こえます。
なぜなら、彼らにとって、アルファベットはひらがなのようなものだから、
さっき上で述べた、おやすま現象みたいな事が起こってるんですね。
内容は子音→母音→二重母音→リズム
と、順を追って進めていく流れとなっています。
付属の音声CDを聞きながら、実際に自分で口を動かして発音していきます。
唇をどれだけどんな形で開けるのか、舌はどう動かすのか、分かりやすく説明してくれています。
実際にその説明の通りにやってみると、あら不思議、ちょっと発音が良くなります。
CDから流れてくる単語に自分の発音を重ね合わせて練習する(シャドウイングという練習法です)と、自然に身に付いていきます。
更に外国語習得において、これまた重要な要素となる、歌を教材の中で取り上げて、英語の歌の歌詞のリズムと言語そのものが持つのリズムの密接な関係に言及しながら学習者にそれを促す内容となっています。
歌に取り組むというのは、外国語学習において非常に良いやり方です。
是非、またそれについてもそのうち記事を書けたらと思います。
実際やってみて分かったのが、子音に比べて母音の方が難しいということです。
子音は主に唇や歯の使い方に少し気を付けるだけでかなり改善しますが、
母音は唇や舌の使い方をかなり意識しないといけません。
これはなぜかというと、日本語話者と西欧言語話者の舌や唇周りの筋肉の使い方にかなり差があり、後者の方がはるかに筋肉をよくつかっているため日本語母語者の筋肉は未発達なためです。
んが、練習すれば筋肉はつきます!!!
発音練習は筋トレ
と思ってください。継続していたら筋肉は絶対つきますし、そうしたら必ず改善します。
次に、英語以外の西欧言語に取り組んだ経験からとなりますが、こちらです。
やっててよかった、
です!
えっ、羽生名人!?(すいません今は野村萬斎ですね、すいません世代がばれました)
そう、あの公文式です!
皆さん、公文が通信教育やってるのご存知ですか??
さらに公文でフランス語、ドイツ語勉強できるの、ご存知ですか??
実はわたくし、ヨーロッパに来る前に公文でドイツ語少しやっていました。
更に、ちょっとフランス人にお熱だった時期がありまして(詳しく聞きたい方はリクエストお願いしますw)、フランス語も公文でちょっとやっていました。
なんで公文にしたん??ってところなんですが、
昔公文やってたからちょっと親しみがあったのと、
当時の仕事が激務で語学学校に通うのが難しいかったのと、
自分の性格上、何かをガツガツこなしていくものの方が合っていたからです。
んで、公文もカリキュラムのはじめは簡単なフレーズから始まり、(おはよう、とか。これはペンです。みたいなね。)、
その後、アルファベットの読み方に重点的に取り組む段階に移ります。つまりフォニックスです。
大人になってやってみて、ほーっ、公文よく考えて作られてるなー!と感心しました。
だって、はじめの段階でフォニックスに重点的に取り組むことで、
あとの難しい段階の教材でバンバン出てくる長文を読むのがぐっと楽になります。
外国語を学ぶ楽しさって言語を発音することそのものにもあると思うんですね。
なので、初めの段階でフォニックスに取り組むというのは非常に理にかなっているわけです。
取り組む流れも上で紹介した英語耳同様、子音→母音→二重母音です。
他に見かけた教材でも皆そうだったので、おそらく発音を学ぶ流れの定石なのでしょう。
公文も教材付属のCDを聞きながら取り組む形です。
自分がそれっぽく発音できるまで何度も練習してるうちに、本当にそれっぽくなってきます。
特にフランス語をやってた時、フランス語の響きが本当に美しいなぁと思っていたので、自分がそれっぽい発音で読めるようになってきたときは本当に嬉しくてそれがモチベーションになりました。
ドイツに行くって決めてからフランス語やめちゃったんですけどね、、、機会があればまた再開したいなぁ。
ちなみに、こっちに来てからたまに出会うフランス人に簡単なフランス語で話しかけると、綺麗な発音だね!と今でも褒められます。
やっててよかった、公文式(羽生名人)ですわー
最後に、再度英語になりますが、私が使ってみた発音アプリを。
カテゴリごとにフレーズが分かれてて、流れてくるフレーズを発音してそれを判定してもらうっていう仕組みです。
その発音されたフレーズの強弱を波動で表してくれるので、分かりやすいです。
実際にネイティブがどんなリズムや強弱で発音しているのか目で分かるし、自分の発音が実際どうなってるのかも分かります。(はじめは自分の発音がいかにのっぺりしたものだったか突きつけられて愕然としました)
でもなんでアプリの表記がひらがなんだろう。
小学生向けなんだろうか…でも関係ないよね、良いアプリだったら
こちらは単語が発音記号表記に分析されてて、
自分が発音したものが実際どんな発音表記で表されるのか、表示してくれるというものです。
これも分かりやすい!
自分の弱点となっているフォニックスを特定するのに役立ちます。
とまぁ、ざっと私の体験談をあげてみました。
もっといいものあるよーおすすめーなどありましたら、是非教えてください!
わたしもまだまだ勉強中です!!
もっともっと上達したいと思っています!
日本の教育現場に通じていないので、今の事情について詳しくないのですが、
少なくとも私が知る限り、日本の教育課程において発音学習はまだまだ重視されていないと思います。
これは文化の問題もあるので難しいと思いますが。。。
帰国子女の子が言ってましたが、どんなに発音を分かってても、日本の学校の授業ではappleをほんとに「アップル」ってわざと発音していたそうです。。。日本の同調圧力文化…どうにかならないかなーってほんと思います。
綺麗な発音をするのが当たり前になったらこんなこと起こらないはず!!!
個人的には幼児教育の時点で、遅くとも小学校低学年の時点から取り組むべきだと思っています。
感性が若くて順応しやすいうちに!!
はぁ、教育論を語ってしまいそうなのでこの辺にしときます。
そのへんもまた書けたらいいなあ。
では、またー
ちゅーす!