パンチャカルマ9日目最終日~安上がり寄り道紀行
前回の続き
本日、ついにパンチャカルマの最終日を迎え、今夜旅立ちます。
ヨガが今までで一番良い感じで終えられた。
これも慣れなんだろうなぁ。慣れたら新しい景色が見えるようになる。
今日の朝ごはんは麺だった。美味しかった。
トリートメントをはさみつつ、合間に例の秘書さんがお会計にやってきた。
お支払いを済ませる。滞在費とお薬代でしめて34,531ルピー。
まぁ安い方かなと思う!他のとこだともっと高くなるだろうなぁ。
昨日Drから言われたように3か月分の薬が処方されたので受け取る。
ものすごい飲みにくかった薬草の錠剤(飲み込むのが難しくて何度かオエッてなったw)と、水薬2700ml(滞在中から処方されてたものすごい味のするオエッてなる食前薬。食後のやつはまだ飲みやすかったのに…よりによってそっちかい!w)
って、水薬かい!!!!機内持ち込みできんやんけ!!
しかもリュックすでにパンパンなのに、重たいボトル3本を無理矢理詰め込むという事態w 荷物重たくて死にそうですww
まぁせっかく買ったアーユルベーダの薬だし、それなら荷物預入してでも持って帰ろうと思った(←後にこれがとんでもない想定外の出来事に繋がる…)
この日はソレンナちゃんのお友達もクリニックを出発する。
そのせいかソレンナちゃんめちゃくちゃ元気なかった。そりゃさみしいわなぁ。。
二人に日本から持参してたポストカードあげたらとても喜んでくれた。
今日のお昼ご飯はカレー。チリが入ってるようで、今までにない辛さだった。
最後のアンケート記入。顧客満足度のアンケートみたいなやつだった。
書きながら、あーもうホントに最後なんだなーと実感する。
何日も過ごしてると、愛着がわいてきて自分の家のような感覚を覚えるようになる。そこから離れるのはどこか寂しいな。この感覚、日本を離れてから場所を移る度に何度も体験してきた。
夜に最寄りのグルブアーユル駅からの電車に乗る。
電車は夜中に出るので、夕食も食べてから出発する。
夕食後しばらくして、秘書さんからお呼びがかかり、Drと最後の対面。
来てくれてありがとうみたいな感じで話をした。
日本の気候と食事の話になったのだけど、
食べ物と気候が人をつくり、社会をつくる。
本来の気候に合った食事を摂る事。海に囲まれた日本に特有の植物。インドや他の国で生える植物とはドーシャのバランスが違う。それを食べる事で、海に囲まれた湿気の多い国で生きていくためのバランスを取れているのだと。
その土地のものを使った、自然に合っている食事をすることで、身体の土地に合っていく。
みたいな話をした。
どうやって駅まで行くんだと聞かれ、すっかりタクシー恐怖症になってた私は歩いていくと答えた(←マジで怖い者しらずw)
さすがに心配され、パンチャカルマ的にも余計なストレスを感じる事は良くないからタクシーで行ってくれとお願いされた笑
タクシーとるのは手伝ってくれるからとのことだった。
お別れの握手してDrの部屋を去る。
そして旅立ち。
スタッフ(おそらく住み込み)が皆出てきて見送ってくれた。
そういえば、夕方にも英語喋れないおばちゃんスタッフが何とかしてお別れの言葉を伝えようとしてくれてた。
インドの人達は無邪気で人懐こい人が多いと思う。
短い滞在だったけど、不思議なホーム感が芽生えていた。
タクシーを捕まえてくれたのは、あのいつもの給仕係のおっちゃん(お手抜きフルーツのおっちゃんねw)
いつもぼんやりとしてる人だなーと思ってたけど、この瞬間ほど頼もしく思った事はないw(いや、いつもちゃんと仕事してくれたんですよ!でも、夜に流しのトゥクトゥク捕まえるっていうシチュエーション的にね…)
サクッと捕まえてくれ、タミル語で運転手と何やら話している。
どうやら30ルピーで駅まで行ってくれるらしい。
おし、乗りな!と若いにーちゃんドライバー。
乗り込んで、車が進み始めた出発間際にありがとうと伝えたら、おっちゃんが手を伸ばしてきてくれたのでほんのり手が触れる握手をした。
あの握手が随分たった今でも心に残っている。
何を考えてるのか分からないぼんやりしてたおっちゃんだったけど、ハッキリとした感情が私に向けられていたのをあの握手で強く感じられた。
そのまま車はクリニックを発った。
ほのかに心の残ったさびしさをしばらく噛みしめていたら、トゥクトゥクのにーちゃんが話しかけてきた。
なかなか気の良いにーちゃんだった。もちろん警戒はしてたけど、少しほっとして話をした。
駅に着いて、お金を払う時、「んじゃー50ルピーね!」と朗らかに切り出してくるにーちゃん。
「えっ!」と反応する私に「…冗談だよ。30ルピーだよ!」と返してくるにーちゃん。
あれは本当に冗談だったのかは分からないけどw、人の良さそうなにーちゃんだったので本当に冗談だったってことにしておこう(まぁあわよくばとは思ってただろうけどねw)
しばらくインドを巡ってきたけど、グルブアーユルは気の良い人たちに出会う事が多かったなぁ。
こうして、私はついにグルブアーユルを離れ、次の目的地に向かうのでした。
再び列車に揺られます!!
続く
パンチャカルマ8日目~安上がり寄り道紀行
前回の続き
hurrahurrahurra.hatenablog.com
今このブログは当時の手記を見ながら書いてるのですが、8日目の記述が少なかった。
だらけてしまったのか、気持ちが不安定で何もしたくなくなっちゃったのか、エネルギーが湧いてこない日だったなというのは何となく覚えています。
パンチャカルマは治療を受けるための最低限の日数の7日間だけを当初受ける予定にしていましたが、できるならもう少し滞在したいと思い、スケジュール帳とお財布と相談して2日延長することにしました。んで、8日目のこの日は総振り返りみたいな感じでした。
主に話されたのは、これからクリニックを出た後に体調をキープしていくためにすべき事の案内でした。
セラピーは25%成功とのこと。
薬、食事、運動を三か月続けてほしい。でなければ、ここでやっていた事の意味がなくなってしまうから、とのこと。
以下、気を付けてほしい事
・1.5リットルの水分を摂取する(スープ、ジュースも含める事も可能だが、そのうち500mlは必ず純粋な水である事)
・決まった時間に食事をする(1日3回じゃなくても良い。朝食は大切!!)
・汗をかくような運動を定期的に週に5時間する事(ヨガはオススメ!)
・夜にお肉(加工肉製品も含む)は食べない(魚、卵、乳製品はOK。ただし、魚は大きな魚は控える事←おそらく赤身の魚のことか?)
いやー、今まで守れてなかった事だらけです(汗
特に、私の前職は時間が不規則だったし、暴飲暴食で色々発散していたので、、結局自分の身体は自分でめちゃくちゃにしてたんだよなーと反省しました。
これらを続けた3か月後にまた報告してほしい。何か質問があれば名刺に載ってる番号からWhatsappでいつでも連絡してきてくれ、とのことでした。
…まぁ結局ブッチしちゃった不良患者な私ですが…
それにしてもDrのお人柄が感じられてとても心が温かくなりました。
インドに来てから人間不信に陥っていたので、こんな誠実さに触れて心が洗われたような思いがしました。
Drの人智の深さは、万国共通だと思いました。
身体のホリスティックケアを極めている人は、それがどのような手法であっても、見えている景色の先にあるものはきっと同じなのだと思います。
それを知ることが出来ただけでも来て良かったなあと思います。
最終日、そして新たな旅立ちへ!
パンチャカルマ7日目~安上がり寄り道紀行
前回の更新からかなり時間が空いてしまいました!
hurrahurrahurra.hatenablog.com
今日は日曜日。
ヨガは日曜日はお休みなので、昨晩ソレンナちゃんと「自主ヨガやろー!」と盛り上がり、約束をする。
そして朝を迎えた。
実は昨晩、友人に電話でひどい事を言ってしまい、その影響か目覚めが最悪だった。
ハッと時計を見ると、既に7時を過ぎてる。自主ヨガ遅刻!
急いで屋上に上がると、ソレンナちゃんは既にヨガをスタートしていた。
ソレンナちゃん曰く、「起こそうかと思ったけど、寝てるかなと思ったから。。。」とのことだった…
遅れつつも私も自主ヨガスタート。
うろ覚えで身体を動かしていくうちに眠っていた身体が目覚めていくのを感じる。
出来ないなりにだったけど、自分が出来る範囲だけでも実践していくって大事な事だな。
私はつい完璧を求めてしまうけど、出来る範囲だけでも少しずつ何かを実践していく事の大切さを身をもって実感した瞬間だった。
朝フルーツ。
相変わらず、お皿にそのまま皮剥いてないフルーツがドーンと乗ってフルーツナイフが添えてあるという、お手抜きサーブ。いいよインド、いいんだよそれこそインド。
フルーツを食べ終えてまもなく、「トリートメント、ファースト!」と言われ、ついに2回目のエニマ!?
と思いきや、シロダーラだった。。。
なーんだ、とホッとしてたらシロダーラからの…エニマ!だった。
シロダーラが終わり、全身油まみれのままそのままエニマの準備をサクサクと勧められている中、奥さんDrが登場。
体調を聞きながら、そのまま深呼吸して心を落ち着けて…と言われる。
ドキドキする間もなく、液体が注入される。
昨日は薬草オイルが注入されたけど、今日は生温かい塩水のような液体。
どんどんお尻に入ってきて、次第にお腹が痛くなってくる。
あれです、あの、お腹を下したような痛みがどんどん強くなってきて、死ぬほどトイレに行きたくなる感じが数秒で襲ってくる、みたいな感じです。
注入しきって、(ややリークし気味でした…汗)、すぐに側のトイレに直行。
元の液だったのか、それとも自分のお腹に入っていたものなのか、、、とにかく大量でした笑
出し切ったところで特に何かが変わったような気はしないのだけど、まぁ初めはこんなもんなのかしら。
(私はお腹の調子が悪くなったら下して全部出してスッキリするタイプなのですが、これがもし便秘がちの人だったら変化を実感できてたのかもなーと後になって思います。あと、この時点で菜食生活しててお通じは結構良かったのも関係あるかも。後、単純に回数を重ねられなかったのもあるかも。)
温かいお湯を浴びてスッキリして、終了。
まだちょっとお腹が痛いので横になって、スマホをいじる。
昨晩の友人との件、ちょっと良い方向に持って行けて気分が軽くなった。
遅めの朝食を摂る。
そしていつも通りの時間に昼食。さっき食べたばかりだからあまりお腹空いてない笑
ソレンナちゃんのお友達が訪ねてきてた。
彼女はソレンナちゃんにこのクリニックを紹介した張本人で、今インドを放浪中とのこと。数日ここにステイするらしい。
二人のフランス語の会話を聞いてて、改めてフランス語の響きって素敵だなーと思った。可愛い女の子が喋ると特に可愛い。なんてコケティッシュな言語なんだろう。
午後のトリートメント、相変わらず気持ち良かった。。。
いつぞやのご飯
左はちょっと酸味のあるおやきみたいなもの。
右は野菜のトマトスパイス煮込み。
おやきはちょっと苦手な味だったなー
次の日へ続く。