Hurra! Hurra! Hurra!

デンマーク、ドイツ、アジアバックパッカーを経て感じた事や体験談を発信します。また自分の専門である障害者福祉に関連した発信もどんどんしていきます。

束の間の癒しーデコトラに揺られながらー~安上がり寄り道紀行

 念願のパンチャカルマを控え、ケラーラ州はThrissur(トゥリスル)に降り立った私。

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ここから、クリニックがあるGruvayur(グルブアーユル)という小さな町に向かいます。

聞いたことない!っていう方がほとんどだと思います。

が、どうやらインドではヒンドゥーのお寺で有名なちょっとした観光地らしい。

私がグルブアーユルに行くと言うと多くの人が、「グルブアーユルか!そうか、お寺に行くんだね!」みたいな反応をしていました。

 

実はクリニックの方から、タクシー出そうか?という申し出があったんです。

海外からの患者さん受け入れにも慣れてるみたいで、だいたいの人は最寄り空港のコーチン国際空港からタクシーを使ってくるみたい。

そりゃそうだよね、長距離走るけど2000ルピー(2600円くらい)で済むんなら、私だってタクシー使うと思います。

 

が、忘れてはいけない。

これは安上がり寄り道紀行なのだ!!

安上がり寄り道紀行はタクシー禁止です(←もうすでに何回か乗ったじゃん)

 

絶対地元の人が使うような交通機関が存在するはず!!

というのも、ムンバイの列車チケットカウンターのおっちゃんも、そして列車で出会ったあの素敵なご家族のパパさんも、トゥリスルからグルブアーユルまでバス沢山出てるよ!と言ってたのです。

あやしいインド人の言う事は信用できないですが、この二人は信用できると確信がありました。

 

例の素敵ファミリーも同じ駅で、更に私の行先のグルブアーユルも仕事の関係で良く行く場所とのことで、私の事をよく気にかけてくれました。

駅から出て、バス停はあっちの方向だよ、と教えてくれてから去っていきました。ありがとう素敵ファミリー。

 

言われた通りの方向へ向かうと、確かにバスがいっぱい走ってるし、バスターミナルもある。

途中怪しげなデコトラみたいなバスからにーちゃんが客寄せをしているのが見えたのですが、怪しいものには近づかないぞと無視して、バスターミナルへ入りました。

 

が、英語表記がない。。。!!

そうか、地元の人向けだから、まさか観光客来るなんて思わないよね。。。

 

カウンターに尋ねて、あっちだよと言われた方向のバスで、乗り込んでから尋ねる作戦開始。

どれも違うらしい。。。

えー、もうどうしようと思って、その辺のおっちゃんに尋ねると、違うこのバスターミナルじゃない!あの通りを走ってるバスに乗るんだ!と教えてくれました。

 

あの通りのバスって…

まさか、、、

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あのデコトラか!!!!

 

そう、私が怪しい危険因子だと思って無視したデコトラバスは、地元の人達に愛用されているバスだったのです。

 

 

 

どうやら観光会社によって運営されてるようです。

そりゃグーグルマップに出てこんわな。

 

うおーあのデコトラ乗るのも結構勇気いるなーって思ったのですが、

グルブアーユルと書いてあるバスを見つけて速攻乗り込みました。

外が暑すぎてもう四の五の言ってる場合じゃなかったですw

 

そしてデコトラ、中身も相当強烈です。

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ザ・インドって感じです

あーインド来たなぁ!!ってまさかこんな形で実感するとは思わなかったw

 

運賃は15ルピーでした。

添乗員のおっちゃんがお客さんのとこまで行って集金します。

20ルピー渡して、その場ですぐに5ルピー返ってこなかったので、「あ、お釣りちょろまかされたかな」って思ったのですが、お釣りの小銭が無かっただけのようでなんと5ルピー返ってきました。

たったこれだけの事でスーパー感動。

 

あの素敵ファミリー、バスの事教えてくれたおっちゃん(あの人も良い人でした)、そしてこの添乗員さん。。。。

なんだなんだケラーラ州!!!

ここはほんとにインドか!?いや、もはやインドではない!(反語)

 

緑豊かなケラーラ州。

インド南部はお金持ちの人が集まる土地で、人々の気質は穏やかだとは聞いていました。

まさかこれほどとは…

インドに疲弊していた時期に乗り込んだケラーラ州。人々の素朴な優しさに一気に癒されました。

 

緑生い茂る景色を眺めながら、束の間の安らぎを感じつつ、バスは目的地へ向けて走るのでした。

 

続く